Indian summer

Indian summer  小春日和。

秋から初冬にかけて、まるで春を感じさせるような

ポカポカ陽気をこのように呼ぶのだそう。 

春という漢字が入っているけれども、春の気候を表すのではなく

これは、冬の季語。

 

今日は、12月だというのに、まるでひと月逆戻りしたような陽気でした。

ウオーキングに出かける際には、何を着て外出したらよいのか迷ってしまうほど。

いつものペースで40分ほど歩いたら、すっかり汗をかいてしまいました。

 

12月7日に、天気予報の人が

今日は大雪(たいせつ)です、と説明していたというのに。

 

Indian summer という言葉に出会ったのは、

半世紀以上も前の、学生時代。

英文科に在籍していた私は、サマセット・モームの短編を

隙間時間を見つけては楽しんでいました。

短編のどこかにこの言葉を見つけ、

それ以来私の知識の一部になっています。

 

でも、Indian summer の意味にはもうひとつあるのです。

 

「人生の晩年などの落ち着いた幸福な一時期」だとか。

Indian summer という言葉がさらに好きになりました。