今年も桜の季節がやってきました。
寿命を宣告された人が
あと何回自分は花見を楽しむ事ができるのだろうかと考える、ということを
読んだ事があります。
寿命を宣告されていなくとも、わたしくらいの年齢に達すると
「ああ、今年も自分の足で歩いてここまで来ることができた。有り難い。」
と、特定はできないものの、周囲の人すべてに対して感謝の気持ちで
いっぱいになります。
桜の花も厳しい冬を通過して、今、こうして花びらを開いて精一杯、
春の空気と青い空を楽しんでいる、と思うと
ささやかながら自然と一体になったような心持ちにさえなります。
今年の開花予想は、早かったにもかかわらず、そのあとの急な寒さもあって
昨年よりも実際の開花は遅くなるようです。
自然は、人間の力ではどうすることもできないのです。