亡き両親のこと

最近、私の両親の夢を頻繁に見ます。

目が覚めてからの気持ちは、ゆったりとした、柔らかい心地よさに包まれます。

内容は具体的には良くは覚えてはいないのだけれど。

私も、本当に年を取ったのかなぁ。もう少し若くて忙しさでバタバタしていた頃には

こんな夢は見なかったのに。

 

両親、特に母の、私への大きな愛情(私はそう感じている)と同じくらいの愛情を、

私は自分の子どもたちに与えているだろうか、と反省します。

母や父に比べると、少し冷静で、論理的に接しているような気がします。

明治生まれの両親が、遅く生まれてきた私の将来を気にかけて、

幸せを願って八百万の神に祈っていた姿を時折思い出すことがあります。

「あなたは、実家に戻ろうと思っても、私たちはもういないのだからね」

母が私の結婚前に話していたことです。

「これまで生きてきて、幸せだと感じることは何度もあったこと、心配することはなかったのよ、でも、娘が幸せに、と天に祈ってくれていたあなた方のお蔭なのかもしれない」と、私は伝えたい。